ミシガン便り
前回エッセイを寄稿してから、5年以上の月日が経ちました。その間、香港に3年4カ月滞在し、香港支部の皆様には、大変お世話になりました。
2021年12月にアメリカのミシガン州に移動となり、3度目のアメリカ赴任中です。まだコロナ規制中の香港からは考えられないほど自由さに、まずは頭がとまどいました。次に、厳しい寒さに身体が混乱しました。それもそのはず、エジプトと香港という ’冬’に縁遠い場所で8年過ごしてきたのですから。
子どもたちを連れての5度目の海外移動になりますが、いつも最初に考えるのは、学校です。
息子は日本の大学を目指した時期もありましたが、両親のいるアメリカの大学に進学しました。彼を寮に見送る日、英語が分からず、泣いて通ったΝYの幼稚園児の姿を重ね、感無量でした。毎回、違う言語や文化の違う国に移動しながら、良く成長してくれました。
娘は、現地のハイスクールに通っています。日本で教育を受けた私は、映画の中のハイスクールと同じ様子(当たり前ですが!)に、興味津々。日本と違う点は、大学も高校でも、警官が常駐していることです。安全な地域に住んでいますが、銃社会である事を再認識させられます。
5カ国7カ所で20年を過ごし、できるだけ子どもたちには日本文化に触れて欲しいと思ってきました。それがミシガンで花開き、JSD Women's Clubに参加し、日本文化紹介をしています。活動すればするほど、自分の知識不足を認識する毎日です。
1990年以降、5月をAsian American and Pacific Islander Heritage Monthとアメリカ政府が制定していることもあり、5月はイベント続きでした。参加頂いた方々が、いつの日かイベントを思い出し、より良き未来に繋ぐ一助になればと願い、これからも活動していきたいと思います。
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