30歳の留学デビュー@上海交通大学
大家好!
皆さま、こんにちは。
まずは簡単な自己紹介をさせていただきます。2011年、国際関係学科卒の太田祐未と申します。上海転勤になった夫に帯同し、2018年5月よりこちら上海で生活しています。東京での一番の楽しみが寄席に通うことだったため、最初は落語のない生活が辛かったですが、二番目の趣味である「美味しいビールを探す」ことに関しては、かなり恵まれた環境で充実した生活を送っています。
わたしは2018年9月から2019年6月まで、上海交通大学の留学生コースで中国語を学びました。今回はその話を中心に書かせていただきます。
上海交通大学の授業は初級1-4、中級1-3、高級1-3と細かく分かれており、簡単なテストで振り分けられます。わたしにはほぼ初めての中国語学習で、初級3からスタートし、2学期目は中級1にしました。学校には週5日通いました。半日は授業時間で、宿題もなかなかのボリュームがありました。作文の宿題は、先生に赤ペンで添削された文章をパソコンで打ち直して再提出する形式で、津田の英作文の授業のトラウマ(?)を思い出したりしました。
私は現役大学生のときは留学しなかったので、この機会に世界各国から来た人たちと一緒に勉強出来たことはとても良い経験になりました。
<授業最終日の記念写真(前列左から3番目が私です)>
授業ごとにWechatのグループチャットが作られ、先生が授業で使った資料を共有してくれたり、気軽に質問することも出来ます。それと別に、学生だけのチャットグループもあり、テスト前になると「範囲はどこまでだっけ?」から始まり、「テストが終わったら、どこどこへご飯を食べに行こう」など、ひっきりなしに発言が続きます(笑) 小平キャンパスの小ぢんまりした環境も好きでしたが、上海交通大学の都会で広々して大きなキャンパスを自転車で疾走するのも楽しかったです。学内に学食は複数あり、スタバもコンビニもあり、休み時間にグラウンドの芝生の上でのんびりするのが至福のひとときでした。 言語、文化に加えて年齢の違いもあり、なかなか思ったことを思った通りに伝えられないこともありましたが、言語の壁に関しては、それによるフラストレーションとモチベーションは表裏一体だな…と身をもって体感しました。
最後の写真は帰国前に中国茶を買いたい!という同級生と天山茶城(お茶と茶器を売る専門店が集まった市場)に行った時のものです。真ん中のスイス人男性は、中国茶にすっかりはまり、ヨーロッパではこんなにいい茶葉は買えないから、と1500元分(約2.4万円)もまとめ買いしていました…!お茶が大好きで、いつか地元でお茶屋さんを開業したいとも言っていました。左端の女性はシンガーソングライターで、中国語で作詞もしています。現役大学生だけでなく、このように色々なきっかけで中国語を勉強している人たちと触れ合えるのも、上海交通大学留学生活の醍醐味でした。
上海生活2年目は、私の一番の課題である発音のレベルを向上させて、中国人の方との何気ないおしゃべりをもっと楽しめるようになりたいと考えています。そして願わくば、東京の落語家さんを呼んで上海の皆さんに紹介する落語会を開けたらいいな…という野望も達成出来ればと思っています。